金製品に刻まれる「K○○」の「K」とは?
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何を意味するのか?金の純度を示す表示について、金製品には「K24」や「K18」「K14」「K10」という刻印が入っています。
この「K」は「カラット」を表し、その後の数字(24や18・14・10など)は金の純度を示していて、金の純度によって一般的にK10、K14、K18 、K22 、K24の5種類のなかのいずれかが刻印されています。
外見だけでは金の純度を判断するのは難しいですが、刻印によって正確な情報が分かり判断の基準になります。
「金の純度」とは、
金製品に含まれる純金の割合を示す情報です。通常、ジュエリーには金以外の金属が混ぜられていることが一般的であり、その割合を「純度」と呼びます。純度100%の金製品は「純金製」と呼ばれます。
「K24」という表記は、金の純度が100%であることを示しています。
(ただし、実際には、99.99%以上の純度の金であれば、日本では「K24」と表示されます。)
24金・K24・999.9・純金の違いについて(全て同じなの?)
24金は金の最高品質を示し、99%以上が純金であることを意味します。金は柔らかいため、24金は主にインゴットやコインに加工されます。ジュエリーには柔らかすぎるため、他の金属と合金化されることが一般的です。
K24は金の純度を表す方法で、国際的に広く使われています。K24は24カラットの金を指し、99%以上が純金であることを示します。ただし、金以外の混合物の存在を考慮しないため、金の純度を完全に示すものではありません。金製品の刻印には「K24」が使われますが、「24金」「18金」という表現も一般的です。これは、宝石の重さを示す「carat」と混同を避けるためとも言われています。
999.9は金の純度をパーセントで表す方法で、金の99.9%が純金であることを示します。この高い純度は主に純金製インゴットに記載されています。
純金は、他の金属、混合物が一切含まれていないそのままの金を指します。純金は非常に柔らかく、加工や使用には制限がありますが、その美しさと価値が魅力です。
24金、K24、999.9は高い金の純度を示す言葉で、文脈や国により異なっ使われこれらの用語は金の純度を理解し選択する際に役立ちます。
金に他の金属を混ぜる理由
なぜ金に他の金属を混ぜるのか? ゴールドジュエリーには「K18」「K14」などの刻印が多く見られますが、なぜ純金の「K24」ではなく、純度を下げた合金が使われるのでしょうか? 純金は柔らかいため、「熱に弱い」「傷がつきやすい」「型崩れしやすい」というデメリットがあります。 他の金属を混ぜることで、これらの弱点を補うためにあえて「K18」「K14」にして日常的に使いやすいジュエリーが作られます。 近年人気のピンクゴールドやホワイトゴールドも、別の金属を混ぜ、その比率の違いで独特な美しい色調が生まれます。 イエローゴールドの場合、純金:純銀:純銅の比率は(75.00:15.00:10.00%)で、ピンクゴールドやホワイトゴールドもそれぞれ異なります。 (ホワイトゴールドはプラチナと混同されることがありますが、実際には純金に銀やニッケル、パラジウムなどを混ぜた合金で、プラチナとは異なります。)
数値が上がるほどに金の純度が高まり、K24が純金と呼ばれ、その純度は99.99〜限りなく100%に近いものになります。
金の純度によってK10、K14、K18 、K22 、K24の5種類のなかのいずれかが刻まれます。
K24は資産価値を目指す製品で、柔らかすぎて加工には向かないです。 そのため、ジュエリーでは、高い純度と加工しやすさ、適度な硬さを持つK18が一般的です。 近年、K14やK10も増えています。